HOME掲示板カエルのあれこれカエル実験1カエル実験2おたまじゃくし08年

アゲハチョウの幼虫観察日記(仮up)

(ご注意。アオムシの写真あります)



初日。いらっしゃいませ
庭のサンショウに、アゲハチョウらしき幼虫がいたので、連れ帰りました。

色は白黒。

まるで鳥のフンのような二匹。
大きいのと、小さいの。写真撮り忘れました。ごめんなさい。


部屋に植木鉢を置き、そこに底を切った2リットルのペットボトルをかぶせて、小屋の出来上がり。

サンショウの枝と、アオムシを入れました。

黒から青へ
朝起きて見たら、びっくり。

大きいほうが、体が緑色になっていました。
よく知っている、アオムシの姿です。

姿がまるで変わっているって、びっくり!
変身を見たかったです。


蝶の道
我が家は、蝶の道があるらしく、さまざまなアゲハ蝶が通ります。

黒と黄色、黒とエメラルドグリーン、真っ黒などなど・・・。
アオムシの顔から、図鑑で推測したところ、大きいほうは、どうやらキアゲハ。 確かに、一番多く見かけます。

キアゲハは、春と夏のタイプがいるとか・・? 
この子は、夏のカラダで生まれるんでしょうか。たのしみ!
かゆい?
大きな子、さっきから不思議な動作をしています。

どうやら、頭の右側がかゆい? 痛い?
モサーッと頭を持ち上げては、枝に頭を擦り付けてます。
もう10回はやっている。
どうしたんだろう??


私は、小学生の頃にも、アゲハの幼虫を育てていました。
何匹かの幼虫は、サナギになりました。
羽化をそれはそれは楽しみにしてました。

やがてサナギは羽化して蝶が旅立ちましたが、サナギのままのも、何匹かいました。
いつまでたっても蝶は出てきません。
気がついたときには、サナギに小さな穴があき、そこから出てくる小さな羽の生えた虫。

わけのわからないまま、ブラケースの中でサナギは冬まで、そのままの姿でした。

幼な心に、これはもう中身がいないサナギなのだと、理解しました。

ファーブル昆虫記などを読んで、アオムシに寄生する虫の存在を知ったのはその後でした。
とてもとても怖かったです。
今回の二匹はどうか無事に、寄生虫に襲われずに育って欲しい。


あたまのかゆさ?は、20分ほどで解決したようです。
いまは、モリモリ食べています。

もう一匹をご紹介
もう一匹は、白黒です。ちびさんです。



食べる量は、カラダに比例するのでしょうか?
大きいさんに比べて、食べる量は少ないです。

大きいさんがもさもさ動くのに敏感に反応して、ピタっと停止していることが多いです。 物音に敏感です。
じっと見ていると、いろんなことがわかります。

まず、手。

たぶん蝶になったときに六本の手足になる部分が手前についているのでは。
ナウシカのオウムみたいに、先っちょに器用な?部分がついています。

そして、後ろまでは、モサモサ動く沢山の太い足。
足というか、吸盤のようなかんじでしょうか。

葉を食べるときに、後方の足でガッシリ体を支えて、口の近くについている小さな六つの手足で葉を捕らえて食べます。

葉の平らな部分からは食べずに、フチをつかんで、端から食べます。

ということで、モリモリ食べている大きいさん。



ということで、モリモリ食べている大きいさん。

目の様に見える部分も、たぶん模様で、本当の目はとても小さいのではないかと疑っています。
ゆらゆら

さきほどから、大きいさんがユラユラしております。
頭だけ立ち上げて、ユラユラ。うーん? 何しているんだろう。


エサを入れてしばらくすると、何事もなかったかの様でした。



これは・・・


一日留守にしていたら、大きな変化がおきていました。

まず、なにやら大きいさんがちぢこまっています。



こ、これは・・・・。





数時間後みたら。

こ、これは・・・。



そして、足元のもう一匹

ちいさいさんが、アオムシへ脱皮していました。わーお!



大きいさん、サナギへ


一晩経ったら、すっかりきれいなサナギになっていました。

さんぽ
ところで、サナギに夢中になっていたら、小さいさんがいない!

大変! どこ?!



冷静になって探してみると・・・
証拠を残していました。
そう、それは、

フン。



フンをたどっていくと・・・・

い、いた! タンスの陰にいました。



エサでつって、お戻り願いました。





飛び跳ねるアマガエルと違って、幼虫はとてもとても飼いやすいのですが、
もくもくと歩き出すと、あっという間に距離を稼ぎます。意外と足は早いです。


(つづきます・・・)


***

inserted by FC2 system