写真は、煮干に群がるシュレーゲルアオガエルのおたまじゃくし。
動物性の餌も、植物性の餌も、何でもたべます。
飼育する場合の餌
1.野外のものを与える。
お玉が居た場所から、触るとヌルっとするような水中の物を一緒に持って帰りましょう。口をつけて食べますよ。
2.購入する。
雑食なので、台所にあるものでもOK。
ゴハンやうどん、お魚やお肉（味付けしてないもの）、痛んだ野菜の柔らかい部分など。
よく本には「茹でたホウレン草、卵の黄身」と出ていますが、なんでも大丈夫。
水質管理をしやすい餌を、バランスを考えて与えましょう。
（特に肉と魚を与えた場合は、水に注意!!）
うちでは、ご飯、白玉、茶色くなったレタス、メロン、傷んだ苺、ダシを取った後のニボシなどなどを与えたことがあります。
金魚や亀の餌でも代用できます。ペットショップや通販で探してみましょう。
■野生では、何もかもが食べ物です。稲の根元に口をつけたり、水中に落ちている植物に生えた藻のようなものも食べています。 田んぼに親のアマガエルや、おたまじゃくしの死骸が浮いていたら、それだって食べます。大切な動物性の餌なのです。
■おたまじゃくしには立派な歯があるわけではないので、やわらかいものが好きです。 小さな口で、餌を少しづつ削ぎとって食べるそうです。
■おたまじゃくしは大食で雑食なので、田んぼの大掃除屋とも言われます。
アマガエルが沢山居る田んぼは、害虫や雑草の害が少ないそうです。
色んなものを食べてくれるし、泳ぎ回ることで水が動き、底が撫でられて、田んぼに良い影響を与えるそうです。
写真は、白玉団子を食べるオタマジャクシたち。何でも良く食べてくれました！
オタマジャクシからカエルになることを「変態」（へんたい）と言います。
（写真は、変態直後のシュレーゲルアオガエル）
大きくなったアマガエルのおたまじゃくしは1.5cmほどで、
そのままのサイズでカエルの姿になります。 変態によって突然体が大きくなることはありません。
だから、変態後のカエルの口はとってもとっても小さいのです！！
変態直後は湿った環境さえあれば平気ですが、数日食べないと餓死してしまいます。
アマガエルについての先輩たちの多くの「上陸したら元の場所に放しなさい」と言います。
5mmの動く餌なんて、人間の手では捕まえるのは大変困難です。
でも、、、変態後のチビガエルはとーっても可愛いのです。
このまま飼いたいじゃないですか！！
そんなキモチにヒントをくれたのが、このアマガエルさん！
大きな口をあけて狙っているのは、コバエ。そして、土にいる小さな虫でした。
この時期、エコと庭の土作りの一環として、私は生ゴミを庭に埋めていました。
偶然に一ヶ月前に埋めた土を掘り返したときに、彼女がやってきました。
当然生ごみは半分腐っていて、見たことも無いような小さな虫がウヨウヨ沢山動いていました。すぐに小バエもやってきました。
彼女は、ニオイも腐った生ゴミも気にせずに入り込んで、パクリ、パクリ。
おお〜！
特に、生ごみの上でうごめいている1mmほどの虫たちは、変態後のカエルたちにぴったり！
しかも栄養満点のはず！！
さっそく、この生ゴミのかたまりをスプーンですくって、変態後のアマガエルの前に置いて見ました。
見事にパクリ。食べてくれました。
ということで、ちょっとニオイますが、お手軽な方法としてお勧めいたします。勇気のある方どうぞ。
もちろん、小さい虫の代表「アブラムシ」、キャベツ畑で孵化したての青虫を探したり、柑橘系の植物にはアゲハチョウが、大葉にはガが卵を産みますから、そういうのを狙うのも手です！
沢山考えると、自然が答えを与えてくれます。
